人は強いストレスと感じると円形脱毛症になってしまうことがありますが、猫に円形脱毛が見られた場合、皮膚糸状菌症という病気かもしれません。人にも感染しますので、容易に触らないようにしましょう。
皮膚糸状菌症って?
皮膚糸状菌症とは、真菌(カビ)が皮膚や爪、被毛に感染することで起こる皮膚病です。
犬や猫だけではなく、人にも簡単に接触感染してしまいます。
このように動物から人に感染する感染症を、人畜共通感染症と呼びます。
皮膚糸状菌症の症状
最もよく見られる症状は、一か所もしくは数か所の円形脱毛です。
この脱毛は、カビに感染した被毛が抜けたことによって起こるもので、痒みなどはほとんど見られません。
脱毛とともに、大量のフケもみられます。
脱毛がなくても、発疹が環状にでき、その中心部にフケや色素沈着がみられることもあります。
二次感染を起こすと、腫れや出血、水疱、かさぶたなどを伴い、痒みを示すこともあります。
好発部位は顔面、頭部および四肢で、とくに目、鼻、唇の周辺、耳に多発します。
病変は、最初は範囲が狭く限られていますが、多発し、それぞれが拡大していき、全身に広がります。
皮膚糸状菌症の原因
おもな原因菌は3つです。
①犬小胞子菌…98%はこの菌が原因。秋から冬にかけて増加し、夏には減少します。
②石膏状小胞子菌…土壌を好み、動物が穴をほったりしたときに感染します。夏から秋にかけて増え、冬には減少します。
③毛そう白癬菌…人にも感染力が強い菌です。季節性はありません。
犬小胞子菌と毛そう白癬菌は、動物から動物へ、また人へ容易に接触感染します。子犬や子猫、また幼児や子供は感染しやすく、人に感染した場合、白癬と呼ばれます。
感染経路は、ペットショップやブリーダー、野良猫などです。
感染していても症状を示さない不顕性感染の場合もあるので、野良猫には触らない、お家のねこちゃんは室内飼育をするのが最善です。
あたらしく猫ちゃんを迎える場合も、まずは病院で全身的な健康チェックをしてもらいましょう。
皮膚糸状菌症の治療
できる限り、患部とその周辺の被毛を刈ります。
全身に感染がみられる場合も、可哀そうですが全身の毛をを刈ったほうがいいでしょう。
病院の先生の判断により、消毒や薬浴(薬用シャンプー)、内用薬、外用薬が処方されます。
内用薬は副作用があることもあり、血液検査などでチェックしながら投薬する場合もあります。
皮膚糸状菌症の予防法
感染猫から落下した被毛についているカビは、長期的に生存し、感染源であり続けます。
このため、感染猫が室内で過ごしていた場合は徹底的な清掃が必要になります。
床やカーペットだけでなく、家具やエアコン、換気扇まで、ほこりを残らず掃除機で吸い取ります。
使っていたケージやおもちゃなどは消毒した方がいいでしょう。
消毒液については、かかりつけの獣医さんに相談してみてください。
治療中の猫さんがいる場合は隔離し、感染拡大を防ぐために、お世話はなるべく一人の人が行うようにしてください。
猫さんを触るときはできればゴム手袋を着用し、その後はよく手を洗い、消毒をすることを徹底します。
抱っこした場合は服を着替えましょう。
カビの菌は目に見えないので、つい油断してしまいがちです。
子供は抵抗力が弱いので感染しやすく、また感染予防についても理解するのが難しいので、大人がきちんと隔離を徹底しましょう。
子供への感染が疑わしい場合は皮膚科を受信し、皮膚糸状菌症の可能性を先生に伝えてください。
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