猫ちゃんは、もともと狩猟動物ですよね。

非常にすばしっこいネズミを、見事に捕まえる才能を持っているのが猫ちゃんだということは、猫ちゃんを飼ったことの無い人でもなんとなくご存じではないでしょうか？

現在ではネズミを捕まえなくても食事に困らない為に、猫ちゃんがネズミを捕まえることは少なくなってきているようです。

しかし猫ちゃんの本能として、狩猟本能は依然として残っています。

そしてその狩猟本能は、猫ちゃんが遊んでいるときに発揮されるのです。

猫が飛び掛かってしまうときの、対応は？

特に子猫ちゃんに多くみられる行動で、激しく遊び過ぎて飛び掛かってくることがありますがこれは狩猟本能の名残です。

本能を刺激する「動き」や「音」や「ニオイ」を感じると、猫ちゃんはお腹が減っていなくても獲物を狙う動作をします。

狩猟本能から起こる行動ですので、猫ちゃんに悪気はありません。

身体を低くかがめて、お尻を持ちあげ、尻尾の先端を動かし始めた猫ちゃんを見かけたら、「飛び掛かる！」と思って良いでしょう。

テレビで天気予報のコーナーになると、さし棒が出てきますよね？

我が家の猫ちゃんは、さし棒に向かって飛び掛かるので薄型のテレビになってからはテレビを固定しました。

地震対策にも繋がりますので、テレビに飛び掛かる猫ちゃんが見える場合はテレビを固定するなどの対応をオススメします。

他にも猫ちゃんが飛び掛かる事で、倒れそうな家具がある場合は固定しましょう。

本やＣＤなどを扉のない家具に収納されている場合は、隙間があると猫ちゃんが飛び掛かって落としてしまう場合もあります。

猫ちゃんが飛び掛かっても大丈夫なように、対応しておきましょう。

猫が飛び掛かってしまう場合の、しつけ方は？

猫ちゃんが飛び掛かってしまうのは本能の為なので、止めさせられる行動ではありませんが、飼い主さんや来客などの人間に飛び掛かるような癖がある場合はしつけをしなければなりません。

この時叩いたり叱ったりするのではなく、猫ちゃんの顔に「霧吹き」をすると効果があります。

観葉植物などの葉に「霧吹き」をすると思うのですが、同じ要領で人間に飛び掛かりそうになったら「霧吹き」をしてみてください。

身体を低くかがめて、お尻を持ちあげ、尻尾の先端を動かし始めた猫ちゃんが、飼い主さんの方に向かってきそうな場面をわざと作り、猫ちゃんの顔に「霧吹き」することを繰り返すうちに、人間には飛ぶかからなくなる猫ちゃんが多いのでオススメです。

叩いたり、大きな声で叱ったりすると逆効果になることが多いのでご注意ください。