昔から風邪をひくと、「風邪をもらう」「風邪をもらった」などと言いますよね？

家族の中や学校、職場などで、くしゃみや咳をしている人と過ごした後に、自分に風邪の症状が出ると「うつされた」という意味で「風邪をもらってしまった」などと言い方をするほど、風邪というものは予防していないと気が付かないうちに「もらって」しまいます。

人間同士の風邪は、ウイルスが同じなので予防していないと感染してしまうのです。

では人間と猫ちゃん間の場合は、どうでしょう？

人間の風邪は、猫にもうつるのか？

飼い主さんが風邪をもらってきてしまった場合、愛猫に風邪をうつしてしまうのではないかと心配してしまいますよね。

猫ちゃんの風邪の症状も、人間の風邪の症状と良く似ています。

人間と同じように猫ちゃんも風邪をひくと、「くしゃみ」や「鼻水」、「発熱」などの症状が出ます。

猫ちゃんにこのような「くしゃみ」「鼻水」「発熱」などの症状が出た場合、病院で診察してもらうと「猫風邪」と診断されることが多いです。

愛猫が「猫風邪」と診断されると、ご自身の風邪がうつってしまったのではないか？と思われる飼い主さんも多いようですが、ウイルスが別ですので人間から猫ちゃんに風邪がうつったということではありません。

また逆に愛猫が猫風邪をひいたからと言って、飼い主さんにその風邪が感染することもありませんので、安心して看病してあげてください。

人間も猫も、同じタイミングで風邪を引く理由は？

人間から猫ちゃんに、猫ちゃんから人間へと風邪が感染することは基本的にありませんが、同じような時期に風邪を引くことがあります。

これは猫ちゃんも人間と同じように、「季節の変わり目」や「気温の低い日が続くとき」にウイルスに感染しやすい為です。

夜はペットヒーター等を用いて暖かくしているつもりでも、やはり昼間の暖かさとは違いがある為に風邪をひきやすいようです。

人間でも湿度が低く、乾燥している室内に長時間いると風邪をひきやすいと思います。

これは猫ちゃんでも同じですので、乾燥し過ぎないように加湿器などを用いて部屋の湿度を保ってあげましょう。

５０％の湿度が理想ですので、湿度計などを利用して猫ちゃんの過ごすお部屋の湿度をチェックしてみましょう。

特に寒いと感じるような日には、毛布を一枚増やしてあげることをオススメします。

犬ちゃんと違い猫ちゃんは上手に潜れる子が多いですから、毛布の中で丸くなって体温調節をしてくれると思います。

最近では、「＋５℃」違うという毛布や敷きマットも販売されていますので上手に活用しましょう。