ご家庭で飼われている猫に、手や顔をペロペロと舐められた経験がある方も多いのではないでしょうか？
母猫が子猫を舐める事からも、愛情表現のようにも取れますし、あまり念入りに舐めている時は、何か美味しい味がついているの？と疑問に思ってしまいますよね。

しかし猫が飼い主さんを舐めるこの行動には、様々な意味が込められているんですよ！

なぜ猫は手や顔を舐めてくるの？その意味は？

・愛情表現
母猫が子猫を舐めたり、猫同士で毛づくろいをする姿を見かけた事はありませんか？
猫は信頼関係が築けている相手や仲間と認めた相手に対し、ペロペロと舐めてその気持ちを表現する事があります。
ですので、飼い主さんを舐めるという事は、その猫にとって飼い主さんが信頼できる相手だという証拠です。

・匂いを消して綺麗にしている
外出先から帰宅した時や、お風呂上がりなどに舐められた事がある方も多いかと思いますが、この場合は知らない匂いが付いている飼い主さんの匂いを消して、自分の匂いを付けているんです。
「なんなのこの匂い？綺麗にしてあげるからね！」といった意味が込められており、念入りに舐められる場合もあります。

・構って欲しいなどの要求
餌や水が欲しい時や遊んで欲しい時、飼い主さんが寝ている時に構ってほしいなんて気持ちをペロペロと舐めることで訴えるケースもあります。
こんな時は何を訴えているのか、その要求を猫の気持ちに寄り添って対処してあげて下さいね。
ただし、夜行性の猫ちゃんを夜中に構ってあげていると飼い主さんが寝不足になってしまうのでほどほどに！

・感謝の気持ち
長毛種の猫ちゃんの場合、ブラッシングなどをしてあげる飼い主さんもおられるかと思いますが、ブラッシングは猫にとっても気持ちがいいものです。
猫同士でも信頼関係が出来ている場合に毛繕いをし合いますが、飼い主さんがブラッシングをしてくれたお礼に「ありがとう！次は私がしてあげる！」といった意味で飼い主さんの手をペロペロ舐める事があります。
持ちつ持たれつといった猫なりのお礼のようなものです。

・励ましている
飼い主さんが元気がない時や、風邪などをこじらせて寝込んでいる時に顔や手を舐める猫も多いようで、猫は人間が思っているよりも賢く思いやりの気持ちも持っているんです。
犬のように献身的ではなく、気まぐれと呼ばれる猫が励ましてくれていると聞くと、本当に？と思われてしまうかもしれませんが、舐めるという行動自体が猫にとっては一つの愛情表現なんです。
言葉が話せたら「元気出してね！」と言ってくれている瞬間かもしれませんね！

まとめ

猫の舌はギザギザになっているので、舐められるとザリザリして少し痛い時もありますが、飼い主さんと愛猫の間に信頼関係が築けている証拠でもあります。
どんな意味が込められている時であっても、心を許していない相手を猫が舐める事はありません。
猫が手や顔を舐めるという行為自体、基本的には飼い主さんへの猫の愛情表現の一つですので、できる限り嫌がらずに舐めさせてあげて下さいね！