猫を飼う上で仔猫のうちにワクチンの摂取が推進されている理由をご存知でしょうか？

なんとなく打っておいた方がいいと思っているだけで、どんな効果やメリットがあるのかを知らないという方は意外と多いようです。

摂取するべき理由が分からないと本当に必要なのかという疑問も出てきます。

今回は猫にワクチンを摂取する必要性やメリット、ワクチンの摂取にかかる費用についてもお話させて頂きます。

そもそも猫にワクチンの摂取は本当に必要なの？

ペットショップで販売されている仔猫たちは、詳細にワクチン接種が終わっているかどうかの記載があります。
ワクチンの摂取が終わっているのなら問題ありませんが、まだ摂取していない場合や仔猫を保護した場合には、動物病院でワクチンの摂取が必要になってきます。

勿論、大昔には猫1匹1匹にワクチンを摂取する習慣はありませんでしたが、その分仔猫たちは病弱であったり長生きする事ができませんでした。
お家に家族として迎え入れるなら、健康で長生きしてほしいと願うものですよね。
猫の寿命や健康に大きく関わってくるのがこの「ワクチンの摂取」なんです。

仔猫はまだ身体の機能も発達していないので、ウイルスや細菌から守るための抗体は母猫の初乳から得る必要があります。
しかし、その抗体も2～4ヶ月程度でなくなってしまうので、ワクチンを摂取してウイルスや細菌から守ってあげなければならないんです。

母猫から初乳を貰っていた仔猫なら生後8週以降に1回目のワクチン接種を行い、2回目は1回目の摂取より１ヶ月後に摂取するのが一般的です。
保護猫などで母猫と一緒ではない場合には、すぐにでも動物病院で健康状態を診てもらい、獣医師の指示に従ってワクチンの摂取をしましょう。

猫のワクチンの種類やメリット、摂取にかかる費用は？

猫のワクチンは3種混合や5種混合など種類があり、もっと様々な病気に対応している6種混合や7種混合もあります。

メリットとしては様々なウイルスや細菌の感染症を防いでくれるので、仔猫のうちに2回摂取した後も年に1回摂取し、愛猫の病気を防いであげましょう。
摂取するワクチンの種類については、環境や健康状態によっても変わってくるので獣医師さんに相談するといいと思います。

費用はワクチンの数や動物病院によっても異なりますが、3種混合の場合3000円～3500円前後で、ワクチンの数が多くなればその分の費用は高くなります。
種類が多ければ多いほどいいという事でもないので、そこは獣医師さんと相談してみて下さい。

家族として迎え入れた猫が病気になってしまい、毎日元気がなかったら悲しいものです。
ワクチンを摂取すれば絶対に病気にならないと約束できる訳ではありません。
しかし、ワクチンを摂取する事により防げる病気もありますし、かかった病気が重症にならずに済むこともります。

愛猫に健康で長生きして貰う為にも、お家に猫を迎え入れる際にはワクチンの摂取を検討されてみて下さいね。